入社してから、1か月が経ちました。
最初の頃は、不安と緊張がほとんどでした。
何をすればいいのか、どこまで自分から動いていいのかも分からず、目の前の流れについていくことで精一杯でした。
それでも、1か月働いてみて、少しずつ見えてきたものがあります。
職場の流れ。
自分に任されている仕事。
送迎やフロアでの動き。
お客様との関わり方。
まだ慣れたとは言えません。
分からないことも、不安なこともたくさんあります。
それでも、最初の頃のように、ただ不安で固まっているだけではなくなってきました。
自分から動こう、話しかけてみようと思える場面が少しずつ増えてきたように感じています。
生活のリズムも変わりました。
朝早く起きて、夜も早く寝るようになりました。
家に帰るとすぐに寝てしまうことも多く、その時に、やはり疲れているのだと実感します。
ただ、その生活にも少しずつ慣れてきました。
社会人として働く生活が、自分の中に少しずつ入ってきているような感覚があります。
この1か月で、できるようになってきたこともあります。
お客様の顔と名前が、少しずつ一致してきました。
最初は覚えるだけでも大変でしたが、今は顔と名前だけでなく、その方の特徴も少しずつ分かるようになってきました。
その方がどんなふうに過ごされているのか。
どんな声かけが必要なのか。
どこまで見守ればよいのか。
まだ十分ではありませんが、少しずつ対応の中で意識できるようになってきたと思います。
朝の会や帰りの会も、任せてもらえるようになりました。
送迎やフロアでの動きも、最初よりは少し見えてきました。
周りを見ながら動こうと意識するようになり、最初に比べると、落ち着いて対応できる場面も増えてきた気がします。
ただ、できることが少し増えたからこそ、難しさも前より具体的に見えてきました。
特に難しいと感じているのは、認知症の方への対応です。
その時々で反応が違うこともあり、どう声をかければよいのか、どう関われば安心していただけるのか、まだ迷うことがあります。
忙しい時に、優先順位を考えて動くことも難しいです。
目の前でいくつものことが重なると、何を先にすればよいのか、とっさに判断しなければなりません。
食事形態やアレルギー対応など、ミスができない業務への緊張もあります。
確認を怠ると事故につながる可能性があるため、毎回気を引き締める必要があります。
また、まだ自分が十分に介助できる段階ではない中で、人手が足りない場面があったらどうしようと考えることもあります。
もし自分の対応が転倒につながってしまったら、と不安になることもあります。
1か月前より動けるようになったからといって、不安がなくなったわけではありません。
むしろ、現場の流れが少し見えてきたからこそ、怖さも具体的になってきたのだと思います。
介護の仕事への見方も、入社前とは少し変わりました。
働く前は、介護の仕事には体力仕事のイメージが強くありました。
もちろん体力は必要です。
でも実際に働いてみると、それだけではないことを感じました。
一つひとつの声かけ。
その方に合わせた気配り。
相手の様子を見ながら、どこまで手を出すかを考えること。
お客様は一人ひとり違います。
同じ対応をすればよいわけではなく、その方に合わせた関わり方が必要になります。
介護は、ただお世話をする仕事ではなく、その人らしさを支える仕事なのだと思いました。
この1か月の中で、忘れられない言葉もありました。
お客様から、「あなたがいてくれて良かった」と言っていただいたこと。
「またお願いね」と声をかけていただいたこと。
笑顔を見せてくださったこと。
「ありがとう」と言っていただいたこと。
名前を聞いて覚えてくださり、その名前で呼んでくださったことも、とても嬉しかったです。
自分の存在が、少しでも誰かの力になれたのだと感じました。
月末から月初にかけての出来事だったからこそ、1か月働いてきた中での大きな節目のようにも感じています。
働いている時は、気持ちも気合いも入っています。
注意力も高くなり、目の前のことに集中しています。
その分、家に帰るとすぐに寝てしまいます。
しんどい日もあります。
まだできないことも多く、悔しいと思う場面もあります。
それでも、1か月続けられたことには少し安心しています。
日に日に、楽しさも増えてきました。
大変な中でも、思わず笑ってしまうような場面もあります。
大変なことばかりではなく、やりがいを感じる瞬間も少しずつ増えています。
今の気持ちは、「辞めたい」よりも「成長したい」の方が強いです。
まだできないことが多いからこそ、もっとできるようになりたいと思います。
もっとお客様と関わりたいです。
もっと信頼されるようになりたいです。
2か月目は、言われる前に自分で気づいて動けるようになりたいです。
介護や認知症についての知識も増やしていきたいです。
忙しい時でも落ち着いて行動し、少しでも職場の力になれるように頑張りたいです。
入社して1か月。
まだ慣れたとは言えません。
でも、不安と緊張しかなかった最初の頃とは、少し違います。
できるようになってきたことがあります。
だからこそ、難しさも前より見えるようになりました。
嬉しかった言葉もあります。
悔しさもあります。
疲れもあります。
それでも今は、成長したい気持ちが残っています。
この1か月は、介護職として働き始めた自分にとって、最初の大きな節目になりました。
この期生の記録をまとめて読む
1期生の介護職としての記録は、こちらのページに時系列でまとめています。



