個人メディアとして期生ログを始めてから、まだそれほど時間は経っていません。
開業届を出したのは4月の半ば頃。
この記事を書いている時点では「運営1か月振り返り」と呼ぶには少し早いですが、それでも開業届を出してからの約2週間は、かなり濃密な時間でした。
本業の合間に、開業届を出し、青色申告について調べ、口座まわりで迷い、サーバーを契約し、WordPressを触り、記事を書いて公開し、Search ConsoleやAnalyticsまで導入する。
文字にするとたった数行ですが、実際には一つひとつでかなり立ち止まっています。
この数週間、期生ログの作業はずっとスマホで進めてきました。
理由は、パソコンが起動しなかったからです。
本業の合間に作業する必要もあり、今ある環境でなんとか進めるしかありませんでした。
スマホでConoHaを開き、WordPressを触り、記事を書いていく。
最初から整った作業環境があったわけではありません。
特に手こずったのは、ConoHaやWordPressの設定でした。
スマホでは画面が小さく、表示される場所が分かりにくかったり、ボタンが見つけづらかったり、横画面にしないとうまく操作できない場面もありました。
作業内容が難しい以前に、まず画面の中で目的地を探すところから始まる。
そんな状態でした。
運営者側の1年目も、記録として残すことにしました
期生ログは、新卒や新人の入社後の記録を、期生ごとに少しずつ残していくブログです。
1期生は、介護職1年目の記録からスタートしました。
入社初日、1週目、1か月目前。
本人の毎日の報告や振り返りをもとに、少しずつ記事として形にしています。
その作業を進めるうち、私自身もまた「1年目」なのだと思うようになりました。
1期生が介護職1年目として現場で迷いながら仕事を覚えているように、私も個人メディア運営者1年目として、何も分からないところから一つずつ覚えている最中です。
開業届、青色申告、事業用口座。
WordPress、Search Console、Analytics。
記事投稿、アイキャッチ、Xの運用。
どれも最初から分かっていたわけではありません。
だからこそ、この運営記録は、期生ログを作っている側の「1年目の記録」として残していくことに決めました。
開業届は、思っていたよりすんなり進んでしまって不安になりました
最初の大きな一歩は、開業届でした。
提出するには、どこかの窓口へ出向き、書類を出して受付され、そこでようやく「出せた」と実感できるものだと思い込んでいたのです。
ところが、実際にはWeb上で手続きが完結してしまいました。
思っていたよりもすんなり進んでしまったことで、逆に不安が押し寄せます。
「え、これで本当に提出できているの?」
「今の画面は、完了したという意味?」
何度もAIに確認し、しかもe-Tax側で確認しようとしたら、その日はまさかのメンテナンス中。
「出せているはずだけど、本当に出せているのか分からない」という感覚に陥り、不安のあまり画面を何枚もスクリーンショットで残しました。
今思うと慎重すぎたかもしれませんが、当時はどの画面が重要なのかすら分からなかったのです。
言葉の意味から分からなかった青色申告
開業届と一緒に青色申告についても調べましたが、ここでも手が止まりました。
制度の細かい中身以前に、そもそも言葉の意味が分からないのです。
「青色申告にした方がいい」と言われても、控除、複式簿記、帳簿など、次々に出てくる言葉が自分の作業として何を意味するのか、すぐには結びつきません。
それでも一つずつ確認していくうちに、少しずつ理解できるようになってきました。
青色申告は、ただ「お得な制度」というより、日々の記録をちゃんと積み上げる前提で使うもの。
だから期生ログの運営では、支出が出たらSheetsに記録し、証拠はFilesに保存するルールを決めました。
日付、内容、金額、区分、入出金元、証拠の有無、そしてメモ。
まだ完璧ではありませんが、「あとで困らないように今のうちに残す」という意識は芽生えつつあります。
1期生の毎日の小さなメモが、後から見返すと入社1か月目の変化として見えてくるように、運営の記録も結局は日々の積み重ねなのだと思います。
スマホ画面と単語の壁
スマホだけで進めていると、内容以前に「画面の見え方」という物理的な壁にもぶつかりました。
画面が小さく、表示される場所が分かりにくい。
パソコンなら横に出ている設定が、スマホでは下に隠れていたり、別の場所に入っていたりします。
「ボタンがない」と思ったら下の方にあり、「反応しない」と思ったら横画面にすると進める。
そういうことが何度もありました。
操作以前に、画面の中で目的地を探すところから始まる。
これが想像以上に大変でした。
それに加えて、設定画面を進めるたびに知らない言葉が次々と立ち塞がります。
スラッグ、noindex、メタディスクリプション、OGP、サイトマップ。
「ここにメタディスクリプションを入れます」と説明されても、それが何か分からなければ手は止まります。
Googleに記事を登録したいだけなのに、「URL検査を押します」と言われた時も、最初は意味が分かりませんでした。
私はGoogleに記事を登録したいだけなのに、なぜ“検査”を押すのか。
またAIが違うことを言っているのではないか、と少し疑いました。
今なら、URL検査でページの状態を確認してから、インデックス登録をリクエストする流れなのだと分かります。
でも当時は、「登録したい」のに「検査」と言われることが、まったくつながっていませんでした。
何をすればいいのか以前に、言葉が分からない。
これが、最初の大きなつまずきでした。
分からない画面は、スクリーンショットでAIに見せていました
この数週間、AIにはかなり助けられました。
分からないことが出るたびに、何度も質問を繰り返す日々。
特に画面の意味が分からない時は、スクリーンショットを撮ってそのままAIに見せていました。
「この画面、今どういう状態?」
「次はどこを押せばいい?」
「これは保存した方がいい?」
「この表示が出ているなら完了している?」
そんなふうに、かなり丸投げに近い形で確認していました。
文章で説明するより、画面ごと見せた方が早いことも多かったです。
それくらい、自分が今どの状態にいるのか分からない場面がありました。
ただ、AIの回答が必ず正しいとは限りません。
設定の反映を「待てば大丈夫」と言われても、すぐには信じられませんでした。
本当に待てばいいのか。
自分の操作が間違っているのか。
何分くらい待つものなのか。
いつまで待てばいいのか。
この画面は本当に変わるのか。
便利だからこそ頼っていましたが、AIの回答が必ず正しいとは限りません。
その時の私はかなり不安になっていたので、「また嘘ついてるんじゃないの」くらいの気持ちで画面を見ていました。
数分後にまた確認して、まだ変わっていない。
それでまた不安になる。
それを何度も繰り返していました。
税務や法務、お金に関わることやサービスの設定など、重要な部分は公式情報や実際の画面を確認しながら進める必要があります。
AIは「代わりに全部やってくれる魔法」ではなく、迷った時に一緒に画面を見て整理してくれる相談相手です。
もしAIがない時代だったら、私は間違いなく途中で諦めていたと思います。
専門用語と見慣れない画面の連続に心が折れ、最初の数日で早々に挫折していたはずです。
AIがあったから、止まらずに進めました。
ただ、最後に押すかどうか、保存するかどうか、公開するかどうかを決めるのは自分です。
ここは、運営記録としても大事に残しておきたい部分です。
分かる人の説明は、私にはまだ分かりませんでした
開業届、青色申告、WordPressの設定。
これらを分かりやすく説明できる人はたくさんいると思います。
でも、最初の私には、その分かりやすいはずの説明すら理解できませんでした。
説明が悪いわけではなく、単語の意味が分からず、スマホ画面の違いに戸惑い、自分の操作が合っているのか判断できなかったからです。
手順通りに進める以前のところで、何度も立ち止まりました。
だからこそ私は、自分が実際にどこで止まり、何を見て不安になり、どうやって一つずつ進めたのかを残しておきたいと考えました。
これは、分かっている人が整理したノウハウではありません。
分からない人が、分からないまま、でも分かろうとしてなんとか進めている記録です。
期生ログも、運営者も、まだ1年目です
期生ログで記録している1期生も、最初から現場に慣れていたわけではありません。
不安や緊張を抱えながら、少しずつ職場の流れを覚えていっています。
立場も仕事内容も違いますが、「1年目として、分からないことを一つずつ覚えていく」という点では私も同じです。
WordPressも、Search Consoleも、Analyticsも、Xの使い方も、まだまだ分からないことばかりです。
それでも、最初の数週間で少し分かったことがあります。
最初から全部を理解して進めることはできないということ。
分からない言葉はその都度調べ、画面の意味が分からなければスクリーンショットで確認し、何度も見に行く。
そうやって一つずつ進めるしかないと分かりました。
この運営記録も、期生ログの中のひとつの「1年目の記録」として残していきます。
開業届を出して本当に提出できているのか不安になったところから。
スマホで画面を開き、スクリーンショットを撮りながら進めているところから。
これからも少しずつ、期生ログを形にしていきます。


