入社1か月目前。少しずつ見えてきた、現場の難しさ

少しずつ見えてきた、1日の流れ

入社してから少しずつ、1日の流れが見えてくるようになってきました。

朝の送迎や席へのご案内、上着やカバン、靴のお預かり、お茶出し。
朝の会や体操、脳トレ、食事の見守り、帰り支度、送迎へのご案内。

最初は一つひとつの動きに必死でしたが、何度か同じ流れを経験するうちに、次に何をするのかを少しずつ考えられるようになってきた気がします。

ただ、流れが見えてきたからといって、楽になったわけではありません。
むしろ、少し見えてきたからこそ、確認することの多さや、周りとの連携の難しさも感じるようになりました。

確認するだけでは終わらない、食事対応の難しさ

特に印象に残っているのは、食事やおやつの確認です。

昼食の前には、飲み物がお茶なのかお湯なのか、とろみが必要なのかを確認します。
食事の形態やアレルギーの確認もあり、少しの見落としが大きな事故につながる可能性があります。

実際に、確認したことで防げたこともありました。
その時は、毎回きちんと確認することの大切さを強く感じました。

一方で、うまくいかなかったこともあります。

外出イベントに参加された利用者様がいて、その方たちは戻ってきた後のおやつが不要な予定でした。
席の配置にも配慮して、差が目立たないように考えていました。

でも、応援で来てくださっていた方との連携がうまく取れておらず、お菓子を配ってしまいました。
気づいた時にはすでにテーブルにお菓子が出ていて、「人数が合わない」という状況になってしまいました。

確認していたつもりでも、伝わっていなければ現場ではミスにつながるのだと感じました。
自分だけが分かっているのでは足りなくて、必要なことをきちんと共有することも大切なのだと思いました。

反応を見ながら関わる難しさと嬉しさ

脳トレの時間にも、難しさを感じる場面がありました。

基本的には同じプリントを配りますが、早く終わる方もいれば、ゆっくり進める方もいます。
終わった方には別のプリントをお渡ししましたが、今度はそのプリントを気にされる方が増えて、通常の答え合わせと並行して対応する必要がありました。

一つ対応すると、別のところにも気を配らなければいけない。
思っていた以上に時間がかかり、全体的にバタバタしてしまいました。

また、利用者様との関わり方にも、少しずつ難しさを感じるようになっています。

利用人数が少ない日には、全体に向けて話しても反応が薄く、一方通行のように感じてしまうことがありました。
少し悲しく感じる瞬間もありましたが、手を挙げてもらう質問をしたり、一人ひとりに話しかけたりしながら、できるだけ反応を見て関わるようにしました。

ただ話しかければいいわけではなく、その方が反応しやすい形を考えることが大切なのだと思いました。

土曜日の出勤も、少し気持ちが重く感じました。
街中の人や友達は休みなのだろうなと思いながら仕事へ向かうと、やはり少しうらやましくなります。

それでも、職場に着いて利用者様と関わると、気持ちを切り替えなければと思いました。

帰りの送迎では、とても腰の低い女性の利用者様が、何をするにも「ありがとう」「申し訳ない」と言ってくださいました。
隣の席で一緒に帰ることをお伝えすると、手を握って「嬉しいわぁ」と笑顔で喜んでくださったことが、とても印象に残っています。

帰り道でも、「明るいうちに家に帰れるのは嬉しい」「ここに来るのを楽しみにしていて、有難いの」と何度も話してくださいました。

疲れている日でも、そういう言葉をいただくと、やっぱり嬉しくなります。
もっと利用者様のことを知りたいし、安心して過ごしていただけるように関わりたいと思いました。

安全を守ることと、できることを奪わないこと

同時に、安全に守ることと、できることを維持していただくことのバランスも難しいと感じています。

利用者様が自分で歩こうとされている時、こちらとしては「転倒したらどうしよう」と思い、つい止めたり手を出しすぎたりしてしまうことがあります。
でも、それが必ずしも良いことではないのだと思いました。

長く座っていれば、お尻が痛くなることもあります。
歩きたくなることもあります。
自分でできることをしようとしているのに止められたら、「自分でできるのに」と感じる方もいると思います。

安全を守ることはもちろん大切です。
でも、その方ができることまで奪わないようにすることも大切なのだと感じました。

入社1か月目前になり、少しずつ現場の流れは見えてきました。
でも、できるようになってきたというより、確認や連携、声かけ、判断の難しさが少しずつ見えてきた感覚の方が近いです。

まだ迷う場面は多いですが、まずは一つひとつ確認すること。
そして、利用者様が安心して過ごせるように、その方に合わせた関わり方を少しずつ覚えていきたいです。

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