入社して最初の1週間は、思っていた以上に覚えることが多く、気持ちも体も追いつかないまま過ぎていった感覚があります。
前半は入社時研修が中心でした。長時間座って話を聞く時間が続き、正直かなりしんどさもありました。途中で休憩はあっても、座りっぱなしで集中し続けるのは思っていたより疲れます。
ちゃんと理解しなければいけないと思うほど、頭も体も固くなっていく感じがありました。ただ、グループワークの時間は会話がある分あっという間で、人と話すだけでも気持ちが少し楽になるのだと感じました。同じように緊張している人がいると分かるだけでも、少し安心したのかもしれません。
研修の中で特に印象に残っているのは、介護は「何でもやってあげること」ではなく、その人ができることを大切にしながら支える仕事だということです。
自己決定を尊重し、残っている力を活かしながら、その人らしい生活を支える。言葉としては大事だと分かっても、実際の現場で自分がそれをできるのかは、まだ不安もありました。
また、挨拶や電話対応について学んだことも大きかったです。第一印象は最初の数秒で決まることや、挨拶は人間関係の基本になることを知り、社会人としての基本の大切さを改めて実感しました。
週の後半からは、初めて事業所で送迎の添乗やフロア対応にも入るようになりました。
送迎では、到着前の電話連絡、元気な挨拶、シートベルトや車椅子ロックの確認など、一つひとつの動きに意味があることを学びました。ただ車に乗って移動するだけではなく、利用者様が安全に乗り降りできるように、周りを見て、声をかけて、確認することが必要なのだと感じました。
人通りが多く、道も狭い地域での送迎では、運転だけでなく添乗員側の注意力も大事になります。何か見落としていないか、ちゃんと声をかけられているか、ずっと気が抜けない感じがありました。
フロアでは、利用者様の受け入れや朝の会、入浴後のサポート、食事の見守りなど、時間ごとに動きがありました。一日の流れを覚えるだけでも大変で、次に何をすればいいのかを考えながら動くことに、まだかなり必死でした。
昼食の時間は、一人ひとりの食事形態を確認しながら、食べる様子を見守ります。終わった方から片付けていく必要もあり、名前と顔がまだ一致していない自分にとっては、特に焦る場面でした。
間違えたらいけないと思うほど、余計に落ち着かなくなります。食事の形態や飲み物の確認も含めて、介護の仕事は「確認すること」の積み重ねなのだと感じました。
実際に現場に入ってみると、見た目は元気そうに見える方でも認知面に課題があることや、会話がうまく噛み合わない場面があることを知り、驚くことも多くありました。
どう返せばいいのか、一瞬迷う場面もあります。笑顔で傾聴することは大切だと分かっていても、それだけで本当に合っているのかはまだ分かりません。相手に合わせて関わることの難しさを、少しずつ感じています。
同時に、先輩社員や看護師の方がその都度仕事を教えてくださり、フォローしてくださる環境には本当に感謝しています。まだ何も分からない状態ではありますが、少しずつ一日の流れが見えてきて、最後に上着や靴をお返しする頃には、その日関わった方の名前と顔が少しずつ結びついてきました。
入社1週目を終えて感じたのは、介護の仕事はただお世話をするのではなく、安心感を与えながら、その人らしい生活を支えていく仕事だということです。
できるようになったというより、覚えなければいけないことの多さが分かってきた一週間でした。まだ不安も焦りもありますが、まずは利用者様の名前と顔、時間ごとの仕事内容をしっかり覚えていきたいと思います。
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