初めて知った、事故後の重さ。お風呂介助で感じた介護の責任

介護の怖さが、少し具体的になった2日間

入社してから、1か月ほどが経ちました。

少しずつ一日の流れは見えるようになってきましたが、それでも現場では、まだ初めて経験することばかりです。

5月11日と12日は、介護の仕事の怖さや責任の重さを、これまでよりも強く感じた2日間でした。

初めて経験した、事故後の重さ

5月11日は、朝の送迎の添乗から始まり、フロアでの見守りや食事のサポート、帰りの送迎まで、一日を通して現場全体の動きに関わった日でした。

朝の会も一人で担当し、できることが少しずつ増えてきている感覚はあります。

ただ、その一方で、この日は初めて、入浴に関わる場面でお客様の転倒事故を経験しました。

大きなけがにはつながらなかったと聞き、まずは安心しました。それでも、事故が起きたという事実は重く残りました。

身体への影響だけではなく、その後に「また同じ場面で不安を感じてしまうのではないか」ということまで考えなければいけない。そのことを、事故後のミーティングで知りました。

ミーティングでは、見守りの徹底や環境面の改善について話し合いました。介助に入る人数のことも含め、今後どうすれば同じことを防げるのかを、現場で共有しました。

まだ研修期間で、本格的な入浴介助には入っていなかった私にとっても、決して他人事ではありませんでした。

介護の仕事では、事故が起きた瞬間だけで終わるわけではありません。

その後に振り返り、改善策を考え、次に同じことを起こさないようにする。

そこまで含めて、現場の仕事なのだと感じました。

翌日、初めてのお風呂介助に入る

翌日の5月12日は、初めてお風呂介助に入りました。

今回は脱衣所での対応でしたが、それでも緊張感はかなりありました。

浴室まわりは熱気もあり、床も濡れやすく、転倒リスクの高い場所です。少しの油断が事故につながる環境なのだと、前日の出来事があったからこそ、より強く感じました。

ただ手順を覚えればいいだけではありません。

お客様の動きや表情、声かけへの反応、次に何をしようとしているのかを見ながら動く必要があります。

お風呂介助では、お客様によって対応がまったく違います。

どこまでご自身でできるのか。
着替えはどこまでお手伝いするのか。
どのタイミングで声をかけるのか。

動くスピードも、声かけへの反応も、一人ひとり違います。

その違いを見ながら、全体を止めずに回していくことの難しさを感じました。

まだ1年目の自分に、これができるようになるのだろうか。

そう不安にもなりました。

ご家族の不安と、現場で働く側の責任

この日、前日の事故を受けて、そのお客様のご利用が一度区切りとなったことも知りました。

現場の職員としては、「今後同じことを起こさないようにする」という気持ちが大きいと思います。

でも、ご家族の立場で考えれば、不安や不信感を抱くのも当然だと思いました。

生活相談員さんや管理者の方々は、ご契約までの背景や、ご家族とのやり取りも含めて向き合っています。現場とはまた違う重さがあるのだと知りました。

上の立場の方々も、現場経験があるからこそ、現場の気持ちも分かるのだと思います。

それでも、ご家族の気持ち、職員の気持ち、施設としての責任、それぞれの間でいろいろな感情があるのだろうと感じました。

私はまだ新人です。

現場の気持ちも、ご家族の不安も、管理する立場の重さも、少しは分かる気がします。でも、どれも100%理解できるわけではありません。

だからこそ、なんとも言えない気持ちになりました。

怖さを知ったうえで、学んでいきたい

介護の仕事は、お客様の生活を支える仕事です。

でも同時に、少しの油断が事故につながる仕事でもあります。

声かけをすること。
見守ること。
周りを見ること。
一人ひとりの状態に合わせて動くこと。

その一つひとつが、事故を防ぐことにつながっているのだと改めて感じました。

できることが少しずつ増えてきたからこそ、怖さも前より具体的になってきました。

分からない時期の怖さとは違って、現場に少し入ってきたからこそ見える怖さがあります。

5月11日と12日は、その怖さを強く感じた2日間でした。

その一方で、重さだけが残ったわけではありません。

前日が母の日だったこともあり、お客様にカーネーションをお渡しする場面がありました。

写真を撮っていた時に、「一緒に撮りたい」と声をかけてくださった方がいて、その一言に少し救われる気持ちにもなりました。

怖さや責任の重さを知った2日間でしたが、現場には、こうした小さな言葉に支えられる瞬間もあります。

それでも、怖いから避けるのではなく、怖さを知ったうえで学んでいきたいです。

まだできないことも多く、不安もあります。

それでも、事故を防ぐために自分が何を見て、どう声をかけ、どう動くのか。

これから少しずつ、現場の中で覚えていきたいと思います。

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