期生ログ運営記録② WordPressという大きな渦に飲み込まれそうになった話

前回の運営記録では、スマホだけで期生ログを立ち上げ始めた最初の2週間を書きました。今回は、その続きです。

WordPressに触る手前、「SSL化」の待機時間で絶望しかける

記事を書き始める前に、まずはブログとして最低限の形を整える必要がありました。

これからWordPressを触っていく。
そう思っていた矢先、管理画面に入る手前で、一度かなり止まっています。

それが、ConoHaでの「SSL化」でした。SSL化は、ざっくり言うと、サイトのURLを「http」ではなく「https」で安全に表示できるようにする設定です。

実は最初、SSL化の設定を済ませないまま、サイト作成を進めてしまったのです。

あとから「SSL化は、できるだけ早い段階で済ませておいた方がよさそうだ」と気づき、設定を変えましたが、そこで「反映待ち」が発生しました。

初めて自分のブログを作ろうとしている、その入口の段階で、いきなり何もできない待機時間が発生しました。

当時は、そもそもSSL化が何なのかもよく分かっていませんでした。何度もAIに確認しながら、それでも「これは本当に反映待ちなのか」「何か取り返しのつかないミスをして、もう永遠にサイトに入れなくなったのではないか」と不安になっていました。

今思えば、ただ待てばよかっただけなのに。でも初心者の私にとっては、自分が合っているのか間違っているのか分からない、その状態のまま「ただ待つ」という時間が無限のように感じました。

いざWordPressへ。しかし、ただの初期設定でまた止まる

そんな反映待ちの時間を越えて、ようやくWordPressの管理画面を触り始めました。ここからが今回書きたい本題です。

「このブログについて」「運営者情報」「プライバシーポリシー」「お問い合わせ」などの固定ページを作る。
それをヘッダーやフッターに出す。
サイドバーを整える。
Cocoon設定を触る。

言葉にすると、ただの初期設定です。

でも当時の私は、固定ページと投稿の違いも、フッターの意味も、Cocoon設定の入り方も分かっていませんでした。

「固定ページ」と「投稿」の違いが分からない

まず手が止まったのが、固定ページです。

ブログに必要な説明ページを作ること自体は分かります。「このブログについて」も「お問い合わせ」も、必要なのは分かる。

でも、WordPressの管理画面には「投稿」と「固定ページ」が並んでいるのです。

投稿と固定ページ。
何が違うのか。どこを触ると、どこに出るのか。作ったものは記事なのか、ページなのか。

最初はそこから分かりません。

今なら、投稿は「日々積み上げていく記事」で、固定ページは「ブログの基本情報や案内を置いておく場所」だと分かります。でも、最初はその違いが体感として入ってきませんでした。

画面上にはそれらしい言葉が並んでいるのに、自分が今どの部品を何のために触っているのかが分からない。

ブログを作っているというより、まずWordPressという大きな「渦」にのまれているような感覚でした。

フッターという言葉で、一度止まる

固定ページを作ったあとも、まだ終わりではありません。作ったページを、読者に見える場所へ出す必要があります。

そこで出てきたのが、ヘッダー、フッター、サイドバーでした。

ヘッダーは、ページの上にあるもの。サイドバーは、横にあるもの。そこまでは、まだ何となく分かります。

でも、フッター。

今なら、ページの下の方にあるメニューや情報欄のことだと分かります。でも最初は、名前だけ聞いても何のことか分かりません。

ヘッダーやサイドバーは場所のイメージがつくのに、フッターだけ急に知らない言葉として出てくる。

正直その時は、「なんだこのふざけた名前は」と思って二度見してしまいました。

もちろん、WordPressが悪いわけではなく、私の知識が足りなかったせいです。

ただ、初めて触る側からすると、こういう言葉ひとつでも普通に止まります。ブログの形を整える前に、まずその言葉がサイトのどこを指しているのかを覚えるところからのスタートでした。

スマホの「▼」が開かない問題

固定ページを作って、ヘッダーやフッターに出す。これも言葉にすると簡単です。

でも実際には、「どのメニューに入れるのか」「どこに表示されるのか」「スマホではどう見えるのか」を常に確認しながら進める必要がありました。

ヘッダーメニュー、フッターメニュー、ヘッダーモバイルメニュー。名前だけ見ると何となく分かりそうなのに、画面で見ると急に分からなくなります。

今、自分はブログのどこを触っているのか。
保存すると、読者にはどう見えるのか。
ヘッダーに出したつもりが、フッター側に入っていないか。

ずっと確認が必要でした。しかも、私はスマホで作業していました。

スマホでWordPressの管理画面を触ると、細かいところが本当に押しづらいのです。

特に、固定ページやメニューの項目に出てくる灰色の帯の「▼」。あれが、縦画面だと全然開かないことがありました。

ただ開きたいだけなのに、何度押しても反応しない。

そして、なぜかスッと横にズレて「サブ項目」になる。(サブ項目は今でもなんなのかわかりません。)

開きたいだけだったはずのものが、気づいたら一段下がっている。(なんならスワイプしただけでついてくる。)

それを直すために、スマホを横画面にする。横画面にすると、ようやく動かせる。でもまた別の「▼」を押そうとすると、今度も縦画面では反応しない。

ただ、項目を開きたいだけなのに。

このあたりで、私は静かな怒りを覚えます。

WordPressアプリを使えば、もっと楽なのかもしれません。実際、アプリ自体は入れています。でも、まだログインして使える状態にはしていません。

将来パソコンで作業する時のために、ブラウザ版の画面構造に慣れておきたい気持ちがあります。

それに、ここまで来ると少し意地になっていた部分もありました。せっかくここまでスマホのブラウザでやったんだから、アプリには逃げたくないという、謎の意地です。

そんな意地を張りながら、縦画面と横画面を行き来していました。

Cocoon設定を押したのに、またCocoon設定?

次に出てきたのが、Cocoon設定です。

期生ログでは、WordPressテーマにCocoonを使っています。見た目や表示を整える時には、Cocoon設定を開く場面が何度もあります。

「Cocoon設定を開いて」と言われる。管理画面の左側にある「Cocoon設定」を押す。ここまではいい。

でも、画面が開いたあと、さらに画面内の「Cocoon設定」を押す必要がありました。

いや、Cocoon設定はもう押したじゃん。

普通にそう思いました。

慣れている人にとっては当たり前の導線なのかもしれません。でも初心者からすると、操作名と実際に押す場所が一致しているようで、微妙に一致していません。

「Cocoon設定を押す」と言われて、Cocoon設定を押した。それなのに、まだCocoon設定を押す必要がある。

ここでも、私は静かな怒りを覚えます。

ブログは、文章を書くだけではなかった

ブログを作るというのは、文章を書くだけではありませんでした。

固定ページを作る。
メニューを整える。
サイドバーを整理する。
Cocoon設定を触る。
スマホ表示を見る。
おかしくなったら直す。

そこまでやって、ようやく投稿画面に入れます。

投稿画面に入ると、タイトルや本文だけでなく、カテゴリーやタグの設定も出てきます。ここまでは、まだ何となく分かります。

でも、その先にスラッグ、メタディスクリプション、SEOタイトルのような言葉が並びます。

ブログって、本文を書いて公開するだけではないのか。また止まります。

スラッグはURLの一部。
メタディスクリプションは検索結果などに出る説明文。
SEOタイトルは、検索や表示を意識したタイトル。

今なら少しずつ分かります。でも最初は、言葉を聞いても何のために必要なのか分かりませんでした。

本文を書く。終わり。ではない。

URLをどうするか。
検索でどう見えるか。
読者向けと検索向けのタイトルをどう考えるか。

一つの記事を出すだけでも、考えることがかなり多い。

このあたりで、ブログを作ることの面倒くささが少しずつ見えてきました。

分からないたびに、スクショを撮り続ける

そして、その面倒な作業のほとんどを、AIにスクショを送りながら進めていました。

固定ページを作る時も、メニューを触る時も、Cocoon設定を開く時も、SEOやスラッグの画面を見る時も、ほとんど毎回スクショを撮っていました。

これは、AIに全部丸投げしたというよりも、スマホの狭い画面で「WordPressという大きな渦に飲み込まれないための命綱」に近い感覚でした。設定を繰り返していると、自分が今どこにいるのかを本気で見失うからです。

今この画面で合っているのか。
次はどこを押せばいいのか。
これは触っていいのか。
触ったら取り返しのつかないことになるのではないか。

知らない画面で、知らない言葉が出てきて、押していいのか分からないボタンがある。そのたびに止まっていたら、今でもこのブログは存在していないと思います。

だから、分からないたびにスクショを撮る。
聞く。
押す。
また分からなくなる。
またスクショを撮る。

その繰り返しで、なんとか期生ログの形を作っていきました。

小さな分からなさの積み重ね

今振り返ると、WordPressで最初につまずいたことの多くは、ひとつひとつは小さなことです。

固定ページと投稿の違いが分からない。
フッターという言葉に引っかかる。
メニューの「▼」が開かない。
Cocoon設定を押したのに、さらにCocoon設定を押す。
スラッグやメタディスクリプションという知らない言葉が出てくる。

でも、その小さな分からなさが何個も重なると、人間なので疲れます。本業もあるし。

そして、普通に腹も立ちます。

それでも、一つずつ触っていくうちに、少しずつ分かることも増えてきました。

ここを触るとヘッダーが変わる。固定ページは説明ページで、投稿は日々積み上げていく記事。

最初は何も分からなかった画面が、少しずつ「ここを見ればいい」に変わっていきます。

記事を書く前に、こんなところで何度も止まるとは思っていませんでした。

固定ページで止まり、フッターで首をかしげ、Cocoon設定に戸惑い、スマホの「▼」に静かに怒る。

期生ログは、新人の入社後の記録を残すブログです。

でも、運営している私自身も、まだ個人メディア運営の1年目です。

文章を書く前の設定で何度も立ち止まりながら、それでも少しずつ、画面の意味や操作の流れが分かるようになってきました。

最初は何も分からなかった画面も、少しずつ期生ログを作るための場所になっていく。

その変化も、今の私にとっては残しておきたい運営記録のひとつです。

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